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ベトナム火山洞窟プロジェクト 2014年調査報告 速報

2014年の正月休暇を利用し、11名の日本・ベトナム火山洞窟合同調査は中部高原地下洞窟で新年を迎えました。 
 私たちは7年前の2007年に中部高原で火山洞窟が発見されて以来、2回の下見と1回の予備調査を経て調査の基本となる洞窟測量を実施し、現在まで発見されている洞窟10箇所のうち4箇所の簡易洞窟測量を完了しました。
 噴火口からは大量の溶岩を流出し、枝分かれしたと思われますが、その中でもダライサップ滝方向へ流れた仮称ダライサップ溶岩流中には巨大溶岩洞窟が形成され、頭記号Cを中心に測量を致しました。
洞窟内キャンプをしながらの探検調査中、世界三大毒蛇とも呼ばれる猛毒の蛇や日本には存在しない昆虫などの珍しい発見もあり、様々な分野での今後の調査報告が待たれます。

ご支援、ご協賛をお願い致します。



写真は美しい夕日の高原ですが、噴火口に近く、溶岩が滞留した平らな地域で現在は草原になっています。この広い台地の地下に無数の洞窟が存在しているのは驚きです。
C7洞窟の内部。
円形が見事で、側壁に溶岩の流れを示すラインが鮮明に残されています。
R1洞窟の側壁の一部。
高温の溶岩が側壁を破って洞窟内に流れ込んだ場合と、天井剥離の場合も考えられます。
いずれにしても幾つかの条件がないとこのような滑ら
かな表面をした形状は出来ません。
匍匐するベトナムの女性調査員の前方には、床面流動の痕跡を観察することができます。
洞窟内で発見された蛇で、後に判明した種類はコブラ科アマガサという猛毒の蛇とわかり青くなりました。
この情報は、「NPO法人 火山洞窟学会」により登録されました
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