【老い支度システム研究会】
｢人生100年時代｣の今日.高齢の一人暮らしや老夫婦二人暮らしの人たちが増え､もし､認知症や寝たきりになったらどうしようか､という漠然とした不安を抱えている人たちが多い。当研究会では『自分の老後は自分で備える』というテーマで、老いとの向き合い方や様々な公的サポートの活用の仕方などを､シニア世代自らの利用者の視点から調査研究し､07年12月に報告書を発表し､いろいろな反響を得る。今後は「老い支度普及事業」として､実践活動を進めていく。
【草の根からの国際支援】
シニア世代の社会貢献活動として､途上国の貧困地域(ネパール､タイ､インドなど)を対象に､次の二つの活動プロジェクトを展開している。
★「ＯＫバジ」支援…ネパールの山奥に単身住み着いて『生きた支援』を届けている日本人シニア男性の垣見一雅さんを通して､企業のCSR活動とも連携して学校建設４校、幼児教室建設２校の完成をみた。★「食卓の貯金箱運動」…途上国の子どもを食卓に招いたつもりで食事代を貯金し、子どもたちの教育・栄養補給支援などに充てている。毎年スタディツアーを派遣し、支援先の村や施設を訪ね、村人たちと交流し、子どもたちのいきいきとした笑顔にふれている。草の根支援の合言葉は、『与えるよりも与えられることが大きい』